ユリを見て昔を思い出しました。

先日、大田花きに百合花が展示されていました。それらを見て昔を思い出しました。「もともと好きであった女性を友人から結婚の労を取ってほしいと頼まれ、言われた通り周旋し三年たった今、どうも女性が幸せそうでなく、その環境を見て女性に対して心の内を告白する、女性も同じような気持ちを持っていてくれた。しかし相手には友人であるご主人がいる、しかし主人公は気持ちを抑えられず昔からの気持ちを女性に告白する、その後主人公の揺れる気持ちの中で、部屋一面に女性が好きな百合の花をまき散らす、百合は部屋いっぱいに香り立つ、小説の流れはこの後、やってはいけないことをやったことによる制裁を親兄弟から受けることになる、、、」(漱石『それから』)

しかしこの主人公とユリの花、それも花瓶に指すのではなく部屋いっぱいにまき散らすさまは主人公の心境の表れではありますが、何とも衝撃的です。私のようなものにはおよそ無縁の中で生きていますので、かなり情熱的な行動に見えます。

私も百合の花が大好きで、よく買ってきます。今でこそ様々な百合が品種改良され、大きいものでは直径20㎝くらいものや、小さなものでは直径5㎝くらいのものまであり、色も白、ピンク、黄色、オレンジと大変華やかなダブルから質素なものまで多岐にわたります。

ふと小説の中の百合の品種はなんだったのだろうと、興味深く明治の時代の百合の花を想像していますが、当時かなりの量のテッポウユリが日本から輸出されていましたので、ことによるとこのユリかもしれません。

テッポウユリ

投稿者: 守重知量

インパック株式会社 取締役会長 IPホールディングス株式会社 代表取締役社長

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